競輪場情報
競艇で使用されるボート/ホームメイト
競艇(ボートレース)で使用されるプロペラなどの装備部品は、各競艇場(ボートレース場)にて抽選で割り当てられ、選手が各自で調整を行なった上で、レースで使用されます。調整の上手な腕の立つ選手は勝率が高く、人気を集めています。
プロペラなどの装備部品は選手自身が調整

競艇に使用されるボートは「艇(てい)」と呼ばれ、選手はプロペラやハンドルの調整を各自で行ないます。
使用される主な部品
競艇には、大きく分けて「ボート」「モーター」「プロペラ」という、3つの使用部品があります。
ボート
ボートは、識別をしやすいように6色に塗り分けられ、どのボートに誰が乗るかは抽選で決定します。
モーター
モーターも抽選で借り受けますが、分解や部品交換などの整備や調整は選手が行ないます。
プロペラ
モーターに備え付けられているプロペラは、「ヤマト製」と「ナカシマ製」の2種類が用意されています。
部品の抽選について
ボート、モーター、プロペラは、各競艇場が所持しており、抽選で誰がどの部品を使うかが決定されます。
モーターの抽選
前日検査の抽選で決定されるモーターは、レースの勝敗を分ける大切なポイントです。
ボートの破損
抽選で決定したボートに破損がある場合には、艇修理係が修理を行ないますが、修理が不可能なほど破損が激しい場合もあります。その際には抽選を行ない、再度ボートを割り当てます。
プロペラの持ち込み禁止
かつての競艇では、選手自身がプロペラを所持し、競艇場に持ち込むことが可能でした。しかし、2012年の規約の改正により、モーターに備え付けられる形で、プロペラも割り当てられるようになりました。これによって、モーター1基に付属してプロペラが配備されることになりました。
レースを左右するポイント
競艇では、プロペラやモーターの調整技術がレース結果を大きく左右するため、選手には高い調整技術が求められます。
プロペラ調整
プロペラの持ち込み制度があった2012年以前は、プロペラの調整を研究するために、複数の選手が共同でプロペラ工房を持ち、情報交換が行なわれていました。それだけプロペラの調整の善し悪しが、レース結果に与える影響が大きかったのです。しかし、プロペラも割り当てになったことで、プロペラ自体がレースに与える影響は小さくなり、プロペラの違いによる選手間の格差は以前よりも小さくなっています。とはいえ、選手が自分に合った形に加工を行なうため、調整の上手な選手はやはり勝率が高く人気があります。
モーター性質
プロペラが割り当て制になったことで、エンジンの性質の差が、レース結果に一層色濃く反映されるようになりました。一方で、エンジンの差がない場合では、レースそのものにおいて実力のある選手が勝てる要素が強くなりました。