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競艇で導入されていた「持ちペラ制」



「持ちペラ制」とは、正式名称を「選手持ちプロペラ制度」と言い、レースの際に自分専用のプロペラを持ち込んで使用できる制度です。平成元年にスタートし、平成24年に廃止となりました。この間、多くの選手が強いプロペラ作りに集中し、日々「プロペラ叩き」に精を出していました。

持ちペラ制の概要

持ちペラ制の概要

平成の競艇改革のひとつとも言える「持ちペラ制」は、非力なモーターを使う場合でも、プロペラの改良次第で抜群の強さを発揮できるとして、選手の間で大きく注目されました。改良には、様々なデータの蓄積と分析、特別な技術や騒音対策を施したプロペラルームが必要で、相当の費用と時間が必要となりました。個人ですべてに対応するのは難しいため、選手の多くが通称「ペラグループ」を組織して、何人かのグループで協力して強いプロペラの加工に挑戦していました。また、資金が豊富にある有力選手の中には、プロペラの加工や調整を外注する選手もいました。プロペラ本体が1枚2万円程で、さらに外注加工費が数万円必要となるため、かなりの出費を強いられました。

持ちペラ制の廃止

平成24年に「日本モーターボート競走会」は、20年以上続いた「持ちペラ制」の廃止を発表しました。廃止後は、レース開催時にモーター1基に付き、ヤマト製とナカシマ製のプロペラを1枚ずつ配備し、選手が好きな方をレースで使う形に変更となりました。これに伴い、「持ちペラ制」の時代のような、大がかりなプロペラの加工は不可能になりました。

ファンの立場

「持ちペラ制」の頃は、モーターの整備や状態に関係なく、プロペラの加工技術がレース結果を左右することもあったため、競艇(ボートレース)のファンからすれば、「持ちペラ制」は予想を難解にさせるファクターのひとつとなっていました。プロペラの加工技術はファンには分かりにくい物で、特に初心者が競艇を敬遠する理由のひとつでした。そういう意味では、施行者としても集客につながるため、「持ちペラ制」の廃止に賛成する人が多くいました。

選手の立場

「持ちペラ制」の頃は、プロペラの性能アップのため、休みの大半を費やしてしまう選手も多くいました。狭いペラ小屋で1日中プロペラを叩いていると、リフレッシュもできず、精神的にも、肉体的にも良い状況ではありませんでした。持ちペラで好結果が出ていなかった選手にとっては、「持ちペラ制」の廃止は上位進出のチャンスとなり、また四六時中プロペラの改造に取り組む生活から解放されるため、好意的に受け止められました。選手の大半は、「持ちペラ制」の廃止に賛成しました。